目黒駅西口から徒歩3分、ドレメ通り沿いに位置する
カトリック目黒教会の「聖アンセルモ聖堂」が、
このたび、
東京都選定歴史的建造物
に認定されました。
東京都選定歴史的建造物とは
歴史的な価値を有する建造物のうち、景観上重要なものとして、東京都景観条例に基づき、知事が選定したもの。
2017年4月現在、89件が選定されています。
カトリック目黒教会 聖アンセルモ聖堂とは
日本固有の造形に深い関心を持ち、「日本現代建築の父」とも言われている
アントニン・レーモンド氏による設計で、
1956年に建築された教会聖堂。
縦15メートル、横30メートル、高さ15メートルという
デザイン上最も美しい比率と言われているモジュールをもとに
壁と天井を折板構造にして、側壁のスリットからは太陽の光が入るという、
ダイナミックでありながら静寂もあわせもつ、
日本の伝統とモダニズムを融合させた建築物です。
また、建設当時、アメリカの最新鉄筋コンクリート技術をもとに、
日本の優れた資材と日本人職人の技を組み合わせて作られました。。
その技術力は現在も称賛されており、まさに日本と世界の心をつなぐ
象徴であると評価されています。
聖堂の中には自由に入れるの?
教会というと、カトリック信徒以外は、
なかなか中へは入りにくいと感じてしまいますが……
カトリック目黒教会は、
毎日朝8時から夜の9時まで、
どなたでも自由に出入り可能とのことです。
東京都選定歴史的建造物に選ばれた地元の素晴らしい建築物を、
ぜひ、あなたの目で、体感してみてください。