皆さんご存じですか?
なんと目黒駅と目黒区総合庁舎を結ぶ地域バスの実証運行が始まります!
目黒駅から出発して三田通りを経由し目黒区総合庁舎へ向かう目黒区東部地区地域交通バス(愛称:さんまバス)が3月26日から実証運行をスタート。
厚生中央病院や恵比寿ガーデンプレイス、東京共済病院などにバス停が設置されるため地域住民はもちろん、多くの利用者にとってとても便利になりますね。
詳細をお伺いすべく目黒区のみどり土木政策課地域交通係の係長山下さんを訪ねてきました。
地域住民悲願の地域交通バス
地域住民や近隣利用者にとって嬉しい取り組みとなる地域交通バスですが、一体どのようにしてこの取り組みが始まったのでしょう。
山下さんによると、区は、移動に関する地域の困りごとを解決するための取り組みに対する支援を目的に、2020年に地域交通の支援方針を策定し、その後区内で説明会やアンケートを実施しました。
そして、勉強会が進んでいた東部地区で、東部地区交通協議会を設立したそうです。
協議会メンバーは運行ルート沿線の住区、町会、病院、商業施設、そして目黒区。
この地域は、目黒三田通りを中心としたバスの運行について検討が行われていたが実現することができなかったという過去もあり、地域住民の方々にとっては今回の地域交通バスの取り組みは悲願だったのではないでしょうか。
実証実験の期間は最長3年!フィードバック求む
実証運行は最長3年間の予定です。
今後利用者からのフィードバックをもとに改善変更点等検証を行い、運行を継続していくのかどうか検討していくそうです。
ぜひ多くの方に利用していただいて、たくさんの声を拾ってより良い運行に繋げてもらいたいですね!
みんな気になる運行ルートとスケジュール
次に、気になる運行ルートを見てみましょう。
目黒駅→目黒区総合庁舎は、田道ふれあい館も通ります
目黒駅を出発し、三田通りにある三田公園で停車、厚生中央病院や恵比寿ガーデンプレイスに立ち寄ります。
さらに、新茶屋坂通りから図書館や美術館のある区民センター田道ふれあい館前を経由し、東京共済病院、中目黒スクエア、山手通りを通って目黒区総合庁舎へと向かいます。
東急バスの既存のバス停と今回新設したバス停を利用しての運行になるそうです。
目黒区総合庁舎→目黒駅ルートは、正覚寺前も通ります
目黒区総合庁舎から目黒駅に向かうルートは、舟入場近くの正覚寺、東京共済病院、中目黒スクエア、中里橋を渡って恵比寿南一公園、厚生中央病院、恵比寿ガーデンプレイスを通り、目黒駅に向かいます。
運行自体も東急バスが行うため、東急バスナビで運行状況が確認できたり、バスの乗り換えや東急バス一日乗車券が利用できるところも嬉しいポイントですね!
「さんまバス」概要はこちら
3月26日からの概要はこちらの通りです。
- 運行日時 毎日8:30~16:45(年末年始などを除く)
- 運行スケジュール 1日12便、45分間隔で運行 ※7月頃までは1日6便、90分間隔予定
- 運行車両 36人乗り小型EVバス
- 運賃 中学生以上230円(現金・ICカード) 小学生以下120円(現金)/ 115円(ICカード)
- 割引制度 障害のある方は半額 、シルバーパス利用不可
そして……3月26日〜31日はなんと無料運行とのこと!
ちょうどお花見シーズン、さんまバスに乗って目黒川沿いの桜を見に行くのも楽しそうですね!
3月24日にバス路線の運賃改正があり、バス運賃が230円になるそうです。それに合わせた乗車運賃になっています。とのことです。
シックで遊び心のある?「さんまバス」
運行ルートが、落語「目黒のさんま」の舞台となる茶屋坂や、さんま祭の田道エリアを走ることから愛称が「さんまバス」になったそう。
確かに、「目黒」と聞くと「さんま」を思い浮かべる方は多いですよね。
ですが、見たところ、全く「さんま」感が感じ取れないバス、、、。果たしてこれで「さんま」を名乗って良いものかと勝手に心配していたら、なんと!
車体がさんま柄になっているとのこと!!
目黒区の紋章色(江戸紫)に隠れて、たくさんのさんまが群れをなしていました!
そして実は大量のさんまの中に1匹だけ「かつお」が紛れているそうです。目黒区と友好都市関係にある気仙沼市はさんまだけでなく、かつおも水揚げ量日本一なのだそうです。
街中で「さんまバス」を目にするのが今から楽しみですね!!
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