「aeru meguro」【お店紹介】「0~6歳の伝統ブランドaeru」、話題のブランドが目黒を選んだ理由は……

 

目黒駅東口を出て、建設中のブリリアタワーの方に信号を渡り、ブリリアとアトレ2の間の道を五反田方面へ進む。ちょうどブリリアの工事現場を過ぎた角を左に曲がると、花房山の閑静な住宅街の一角に、「aeru meguro」はあります。

aeruの看板の先に……

aeruの看板の先に……

aeruのお店が。

aeruのお店が。

「aeru meguro」は、2014年7月に誕生した、「21世紀の子どもたちに、日本の伝統をつなげたい」というコンセプトを持つ「0から 6歳の伝統ブランドaeru」の東京直営店。

aeruの「こぼしにくい器」。 (写真提供:株式会社和える)

aeruの「こぼしにくい器」。
(写真提供:株式会社和える)

日本の伝統的な職人の技で作られた「こぼしにくい器シリーズ」や「有田焼の はじめてのお茶碗」、「本藍染の 産着」など、「『“本”当に子どもたちに贈りたい日本の“物”』=ホンモノの魅力を子どもたちに伝えていこう」という想いから生まれた「aeru」のアイテムたちは、ネットやテレビ、新聞、雑誌など様々なメディアでも話題を呼び、日本全国に根強いファンを広げています。

そんな「aeru」の直営第一号店がどうして目黒にやってきたのか、「aeru meguro」のスタッフで、ギフトコンシェルジュの伊東恵美さんにお話をお伺いしました。

「aeru meguro」ギフトコンシェルジュの伊東恵美さん

「aeru meguro」ギフトコンシェルジュの伊東恵美さん

「私たちは、『株式会社和える』という会社を、『一人の人格、男の子』として考えているんです。

『和えるくん、次は何をしようか』、『これは和えるくん、そろそろお家ほしいかな』と、一人の男の子を育てるように会社を育てています。

ですから、直営店をオープンするにあたっても、『お店を作る』ではなく『和えるくんのお家を作る』という心意気で臨みました」

 

お店ではなく、お家!

 

「はい。ですから、まずは『住宅街である』ことが第一条件でした。

他にも、訪れる方の利便性を考えて、いくつかの路線が利用できる駅で、でもなるべく落ち着いた雰囲気の街で、ベビーカーや車いすの方にも訪れていただきやすいよう、駅からバリアフリーで来られること、1階のガラス張りで自然光がたくさん入ってきて明るい部屋であること……などを条件に、代表の矢島が都内のいろんな場所を探して、見つかったのがここでした」

 

すべての条件に合致したのが目黒……なんだか嬉しいです。

実際に営業されてみて、目黒の印象はいかがでしょうか?

 

「思っていた通り、穏やかで和やかな街、という印象です。

ネットでこのお店を知っていただき、北は北海道から南は沖縄まで、日本全国様々な地域からお越しいただくのですが、皆さま『落ち着いた良い所だね』とおっしゃって下さいます」

 

自分が褒められているみたいに嬉しい……。

「0から 6歳の伝統ブランド」ということなので、お子様連れのお客様が多いですか?

 

「そうですね。お子様とお父様お母様でいらっしゃったり、さらにお祖父様、お祖母様と、親子三世代でいらっしゃる方も多いです。

他にも、お友だちのご出産のお祝いを選びにいらっしゃる20代後半くらいの女性グループや、伝統産業が好きで見にいらっしゃる方、そして男性がお一人でいらっしゃる方も多いです。

『オフィスで紙コップを使い続けるのがもったいないから、この津軽塗りのコップをオフィス用に欲しくて』と、若い20代の男性がご自身用にお求めくださったり、『先日子ども用にいただいたコップがぐい飲みにちょうどいいので、自分用に買おうと思って……』と、お父様がお越しくださったり、みなさんそれぞれの暮らしに合わせてお求めくださいます」

男性が選んだ「こぼしにくいコップ シリーズ」

男性が選んだ「こぼしにくいコップ シリーズ」

華やかすぎず、それでいてアクセスしやすい目黒という街は、老若男女、世代を問わず訪れやすいのかもしれません。

ちなみにお祝い選びに迷ってしまった場合は、「aeru meguro」では「ギフトコンシェルジュ」というサービスがあり、大切な贈り物選びをお手伝いして頂けるそうです。

詳しくはコチラをぜひご覧ください。

「aeru meguro」の店内は、コンクリートの打ちっぱなしに木の家具で、伝統の技とモダンな雰囲気が素敵に調和している雰囲気があります。

『aeru meguro』店内の様子

『aeru meguro』店内の様子

「『aeru meguro』は、『和えるくんのお家のリビングルーム』をコンセプトにしています。

実は2015年11月に京都直営店もオープンしたのですが、こちらは100年佇む京町屋なんです。

畳のお部屋に商品を展示して、こちらは『和えるくんのおじいちゃん、おばあちゃんのお家』をコンセプトにしています」

京都直営店『aeru gojo』。 (写真提供:株式会社和える)

 

和えるくん、京都にご実家が!

いいなぁ!

京都店もぜひ行ってみたいです!

「帰省するような感覚で、ぜひいらしてください」

京都がおじいちゃん、おばあちゃんのお家だとすると、「aeru」のアイテムたちが産まれる職人さんたちの住む地は、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんのお家でしょうか……?

 

「そうかもしれませんね。

実は、お客様の中に『自分の出身地でこんなに素晴らしいものが作られているなんて、知らなかった』とおっしゃる方が少なくないんです。

「こぼしにくい器シリーズ」は、愛媛、青森、徳島、石川の4つの地で作られています。<br /> 他にも福岡や佐賀、福井や東京など、様々な地で作られたものが全国各地から届けられています。

「こぼしにくい器シリーズ」は、愛媛、青森、徳島、石川の4つの地で作られています。
他にも福岡や佐賀、福井や東京など、様々な地で作られたものが全国各地から届けられています。

親子三代でいらっしゃった方でも、『お母さん知ってた?』と娘さんが聞くと、『知っていたけど身近すぎて、敢えて話すこともないかなと思っていたわ』とお母様がおっしゃったり……。

今まで知らなかった、ご自身やお父様お母様のご出身の地の伝統の技に、目黒の街で出会う、という面白い現象も起きています」

 

それは……なんだか感動的です!

目黒駅周辺はマンションが多いこともあり、利便性の良さからも、「地方出身で上京してきた人」がたくさん住んでいる印象があります。

地方で生まれ育ち、目黒で暮らすようになった人たちと、地方で職人さんの手によって産み出されて目黒にやってきた「aeru」のアイテムたち。そこに素敵な共通点があるようで、とても嬉しい気持ちになりました。

そう思うと、店内のこの空間にいるだけでとても幸せな気持ちになります……。

 

「『aeru meguro』は、地域の方どなたでも気軽に立ち寄っていただけるお店でありたいと思っています。カーテン付きの授乳室やベビーベッド、粉ミルク用にお湯も提供していますので、赤ちゃんがお散歩途中に泣いてしまったときはお気軽に立ち寄っていただき、授乳室をご利用ください」

 

それはとても嬉しいです!

トイレもいいですか……?

 

「もちろんです。お子様の急なトイレなど、ご利用ください。お子様用の補助便座もご用意しています」

授乳室

カーテン付きの授乳室。ベビーベッドもあるのでオムツ交換もどうぞ。ベビーベッドのお布団はaeruのオリジナル商品、とってもふかふか。

綺麗なトイレ。補助便座があるのも子連れにはとても嬉しいポイントです。

綺麗なトイレ。補助便座があるのも子連れにはとても嬉しいポイントです。

子どもって急にトイレを要するので、とても有難いです……。

店内にはちょっとしたスペースもあって、ソファに座ってホッと一息、もできそうです。

 

「このスペースを使って、今後はイベントを開催していけたら、と思っています。

今までも職人さんをお招きするトークイベントなど、大人向けのイベントは何度か開催していたのですが、今後は親子で楽しめるコンサートや『aeru』の器を実際に使えるイベントなど、お子様も一緒に楽しめるイベントを、月に1度くらいのペースで開催していきますので、ぜひいらして下さい」

 

来ます!

そして目黒駅前新聞でも告知させていただきます!

 

取材を通じて……

日本の伝統産業を大切にする「aeru」さんが目黒の街を選んでくれたことが、とても嬉しかったです。

そして、「aeru」と目黒の不思議な共通点、様々な地で生まれ、この場所にやってきたということ。

目黒というのは、穏やかに「集まる場所」なのだと感じました。

(了)

和える(aeru)0から6歳の伝統ブランド|株式会社和える ホームページ

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この記事を書いた人

目黒駅前新聞の生みの親。

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